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第11講 名詞とは

名詞とは

英語の名詞一言で言えば「ヒト・モノ・コト」の名称を表す語である

・ヒト:Tom, Mary. …

 

・モノ:bag, pen, paper, water, …

 

・コト:rumor, news, season, …

 

可算名詞と不可算名詞

数えられる名詞:可算名詞(book, ball, box,…)

可算名詞は単数形と複数形の2パターンある

 

例)pen→数えることができる。(I have three pens.「私はペンを3本持っています」)

 

可算名詞の区別の仕方としては、明確な区切りがあるかどうかである。

→1つのものを真っ二つに切った時に、形が変わるもの

 

その他の可算名詞

→book, dog, desk, bag, car, …

 

数えられない名詞:不可算名詞(water, air, money,…)

不可算名詞は単数形として扱われる

 

例)water→数えることができない(I drink some water.「私は水を飲む」)

 

不可算名詞は「目に見えないもの」「furniture, baggageのようにひとまとまりのもの」「snow, homeworkのように数ではなく量で決まるもの」

一般的に「数えられない名詞」と称するが厳密には「数えない、量で決まる名詞」ということができる。例えば「雪は積雪数」ではなく「積雪量」といい、「宿題の数」ではなく、「宿題の量」という。

 

その他の不可算名詞

→information, experience, paper, milk, audience, …

 

名詞の種類

普通名詞:同種類の人やもの(cat, man, book,…)

I saw a cat in the garden.「私は公園にいる猫を見ました」

→catは、猫と呼ばれる生物を幅広く一般的に指す語である

 

普通名詞は可算名詞である。そのため単数形の場合はa/an、複数形であれば語尾にs/esをつける必要がある。

 

集合名詞:人やものの集合(family, audience, team,…)

My family is from Hawaii.「私の家族はハワイ出身です」

→familyは、父・母・子供など血縁関係のある人の集合を表す語である。

 

集合名詞の特徴は、集合体そのものだけでなくその構成員を指し示す用法を持つ点だ。

→動詞の形で見分ける

集合体(ひとまとまり)としての意味:単数形扱い

例)My family has five members.「私の家族は五人家族である」

構成員としての意味:複数形扱い

例)My family are all soccer players.「私の家族は全員サッカー選手だ」

 

例)audience, people, staff, team, …

 

物質名詞:形や区切りのない物体(water, air, sugar,…)

Water is important to our lives.「水は私たちの生活にとって大切です」

→waterは、液体であるため物質名詞である。他にも気体や材料などがこの物質名詞に当てはまる。

 

物質は1つ、2つのように数えることができない不可算名詞である。

→物質名詞の数量を計測するには、a cup of (コップ一杯の)のような単位をつければいい。

例)Do you want another cup of tea?「もう一杯お茶はいかがですか?」

 

例)air, water, salt, …

 

抽象名詞:概念や考え方(experience, relationship, liberty,…)

We gave you some advice.「私たちはあなたにいくつかのアドバイスをしました」

→adviceは、概念を表す語であり抽象名詞である。

 

抽象名詞は数えることができない不可算名詞である。

「一つの助言がある」という風に言いたい場合は、数を表す表現を使えば良い

例)I have a piece of advice for you.「私はあなたに一つのアドバイスがあります」

 

例)experience, information, mind, policy, …

 

固有名詞:人やものに固有の名称(John, Tokyo,…)

John bought a brand-new car.「ジョンは新版の車を買いました」

→Johnは人の名前を表す固有名詞である。他にも会社名や地域の名前もこれに含まれる。

 

例)Japan、Keio University, Google, Kevin, …